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領域研究集会 2022.01.06

「蓄電固体界面科学」第3回若手勉強会(レポート)

開催日:2022 年 1 月 6 日(木)~ 7 日(金)

開催形式:ハイブリッド開催

[オンサイトの開催場所:JR博多シティ10階大会議室 (福岡市博多区博多駅中央街1-1)]

 

第3回若手勉強会をオンサイトとオンラインのハイブリッド形式で開催いたしました。

ご協力いただいた皆様には感謝申し上げます。

 

今回の勉強会では、参加登録者はオンサイト51名、オンライン24名の計75名(教員・研究員層:41名、学生・ポスドク層:34名)と多くの皆様にご参加いただきました。入り口には消毒液、受付と演題にはアクリル板を設置し、座席には1人以上のスペースを開けて着席してもらうなど、感染拡大予防に努めました。

若手研究者の発表も多く集まり、活発な議論・意見交換がなされ、大変な盛会となりました。

 

特別講演 2件

講師:藪内 直明 先生(横浜国立大学)「蓄電材料の基礎と応用」

講師:栄部 比夏里 先生(産業技術総合研究所)「金属硫化物系電極材料の開発と固体電池への展開」

 

若手研究者による研究発表 発表11件

 チュートリアル講演 発表2件

 国際ラボ留学の体験報告 発表1件

 横串連携の成果紹介 発表3件

 

最優秀発表賞 吉川 慶佑さん(名大・入山研)「アンチペロブスカイト型固体電解質Li2OHBr/電極の界面反応」

 

      受賞コメント

      このたびは最優秀発表賞を受賞させていただき、誠に光栄でございます。今回の勉強会を運営してくださった先生方、日ごろよりご指導いただいております研究室の先生方に深く御礼申し上げます。アンチペロブスカイト型固体電解質Li2OHBrは硫化物系固体電解質と同様に、機械的特性に優れ、高電位で不安定な材料です。それゆえに、今回の研究は硫化物系固体電解質を用いたモデル界面の作製や界面現象の理解にも応用できると考えております。固体電解質/電極の界面現象の解明のために、今回の受賞を糧に今後ともより一層精進して参ります。

 

 

優秀発表賞 高栁 真さん(東理大/NIMS・樋口研)「種々のリチウム系固体電解質/電極界面における酸素授受挙動のその場観察」

 

      受賞コメント

      この度は優秀賞を授与していただき、誠にありがとうございます。大変光栄に思うと同時に、身の引き締まる思いです。なにより日々ご指導いただいてきた先生方、共に学ぶ仲間の皆様に心より感謝申し上げます。講演内容である電極/リチウム系固体電解質界面における酸素授受反応では、界面におけるリチウムイオンの挙動に加え、酸素イオンの挙動にも注目したものです。今後は、今回得られた界面における酸素授受反応とこれまでの電気二重層の検討と考え合わせ、高出力な次世代電池開発に貢献できるよう取り組んで参りたいと思います。

 

 

集合写真

 

 

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