計画研究A01 研究分担者
太子 敏則(たいし としのり)
信州大学 工学部 電子情報システム工学科
准教授
専門分野
バルク結晶成長、電池材料結晶成長、結晶評価
関連する研究者
藤原 靖幸 国立大学法人 信州大学工学部・特任准教授
研究内容(概要)
当研究室では、半導体や酸化物バルク単結晶成長および評価に関する研究を行っている。電池材料においては、垂直ブリッジマン法によりニオブ酸ランタンリチウム(LixLa(1-x)/3NbO3:LLNbO)の単結晶育成に成功し、Liイオン伝導度のLi組成依存性および結晶方位依存性を明らかにしている。また、チタン酸ランタンリチウム(LLTO)やLiXPO4(X=Mn,Co)の単結晶化も実現し、単結晶をベースとした電池性能向上に関する評価、解析を行っている。本研究では、新たに導入する結晶育成装置を用いてLi系(Li1+xAlxTi2-x(PO4)3(LATP))及びNa系(Na1+xZr2SixP3–xO12)等のNASICON系の単結晶材料の育成・合成を担当する。これらの結晶の方位や組成とイオン伝導度の関係等を明らかにするとともに、他グループに単結晶試料を提供し、結晶粒界の影響のない状態でのエピタキシャル薄膜、原子層制御薄膜とのモデル界面を構築し、イオン蓄積・イオン輸送機構解明に役立てる。
代表的な研究業績
関連ウェブサイト
http://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/engineering/eict/introduction/teacher/post-18.php
連絡先
taishi -at- shinshu-u.ac.jp [-at-=@]