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計画研究A03 研究分担者

中山 将伸(なかやま まさのぶ)
名古屋工業大学 環境セラミックス
教授

専門分野

材料計算、マテリアルズ・インフォマティクス、エネルギー変換セラミックス

研究内容(概要)

我々は、蓄電池セラミックス材料を対象に、材料の相安定性や動的特性を高精度第一原理計算を用いることで、電子・原子レベルから理解することを目指している。高速イオン導電体で見られる伝導イオン間の複雑な相互作用や、アニオンレッドクス型高容量電極材料で見られる結晶構造と電子構造にかかわる関係性を、欠陥化学的発想に基づいて解明してきた。このような解析技術と経験を集積することで、本研究では蓄電池界面における電子・イオンの配列や輸送特性を、界面に形成される化学ポテンシャル勾配などとの関係性の観点から検討し、考察を深める。また、得られた材料シミュレーションの結果をデータベース化し、情報学的手法を適用することで、蓄電池界面で起こる反応や物質輸送に関する理解の深化と、理想界面の探索を推進する。

蓄電池界面のシミュレーションから界面データベースの構築

代表的な研究業績

  1. M. Nakayama, K. Kanamori, K. Nakano, R. Jalem, I. Takeuchi, H. Yamasaki,
    Chem. Record 19, 771-778 (2018). DOI:10.1002/tcr.201800129
  2. R. Jalem, K. Kanamori, I. Takeuchi, M. Nakayama, H. Yamasaki, T. Saito,
    Sci. Rep. 8, 5845 (2018). DOI:10.1038/s41598-018-23852-y
  3. Y. Noda, K. Nakano, H. Takeda, M. Kotobuki, L. Lu, M. Nakayama,
    Chem. Mater. 29, 8983-8991 (2017). DOI: 10.1021/acs.chemmater.7b01703

関連ウェブサイト

http://nakayama.web.nitech.ac.jp/jp/

連絡先

masanobu-at- nitech.ac.jp [-at-=@]

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