プレスリリース
2020.11.03
土屋 敬志 主幹研究員(NIMS:公募A04)らの研究成果がACS Nano誌に掲載
土屋 敬志 主幹研究員(NIMS:公募A04)らは、低消費電力で磁化を回転できるスピントロニクス素子を開発し、研究成果がACS Nano誌に掲載され(2020/11/03 online publication)、東京理科大学からプレスリリースが行われました。
イオンを利用する低消費電力スピントロニクス素子の開発に成功
~磁気メモリ素子やニューロモルフィックデバイスへの応用に期待~
https://www.tus.ac.jp/mediarelations/archive/20201106_0402.html
本研究で開発したスピントロニクス素子の模式図
(左) Fe3O4へのリチウムイオン挿入の模式図。外部電圧を印加することでケイ酸リチウム(Zrドープ)からFe3O4へリチウムイオンが移動する。(右)リチウム挿入による磁化回転の模式図。
Wataru Namiki, Takashi Tsuchiya*, Makoto Takayanagi, Tohru Higuchi, Kazuya Terabe, ACS Nano 2, 6720-6731 (2020).
"Room Temperature Manipulation of Magnetization Angle, Achieved with an All-Solid-State Redox Device"
DOI:10.1021/acsnano.0c07906